故障の症状について (下記は主な症例です。全てではありませんのでご了承ください。)
1、スターターが、空回りする。
a)、ワンウェイクラッチ(ドライブギヤ)が滑っている。→ スターター交換
b)、ピニオンギヤ、リングギヤの磨耗、歯欠け。
→ ピニオンギヤ、リングギヤの点検、交換 → スターター交換
2、セルボタンを押した時に金属同士の当たる“カキン”という鈍い音がする。
a)、ピニオンギヤ、リングギヤの点検。噛込みが悪くなっている可能性があります。
→ 各部点検、交換 → スターター交換
b)、バッテリーが弱っている、又はハーネスの劣化損傷により電圧降下し、回りきらない。
→ 各部点検、交換 → スターター交換
3、セルボタンを押した時には音が無く、セルボタンを放した時にコツンと小さな音がする。
a)、スターターリレー、又はリレーからスターターまでのハーネスの劣化損傷。
→ 各部点検、交換 → スターター交換
*'99年までは接点式のリレーで、症状が出たり出なかったり繰り返すことがあります。
*接点式のリレーは作動音で確認可能。'00以降は回路式で作動音はありません。
4、上記2、3、はソレノイド側のコイルや接点の損傷、劣化によっても起こります。
→ スターター交換
5、カタカタカタッとソレノイドから音がする。
a)、バッテリー不良または、ハーネス不良等による電圧降下→ 各部点検、交換
b)、上記 a) でなかった場合、ソレノイドのプルインコイルまたは、ホールディングコイル
の損傷→ スターター交換 *'88年以前の BIG TWIN はソレノイドのみ交換。